ピアノを演奏するには、指を動かしながら・先の音やリズムを読みながら・出た音を聴きながら…など同時進行で様々なことを頭で考えています。
脳がとても活性化している状態ですね💡
レッスンをしていてよく感じるのは、出た音は聞こえているけど聴き取れていない状態になりやすいということです。
例えば伸びる音の場合、音が間違ったら気付けるのは出た瞬間の音を聴けている状態。でもそこからさらに伸びた先の響きは、伸びている音を聴き取れていないとできないことです。言葉にすると難しく感じますね。
例えばこちら
ブルクミュラー 25の練習曲「パストラル(牧歌)」より
左手の伴奏形では重音の付点2分音符が伸びている間にレの音を3つ弾きます。
ここで先に弾く付点2分音符の音の響きを聴きながらレの音を入れましょう。イメージとしては重音の響きの枠の中にレの音を入れる感覚です。
ピアノの音は弾いた瞬間からだんだん減衰しますから、3つのレの音量に注意しないと枠からはみ出てしまいますね。
うまく重なるとファドレ・ソシレとバランスよく聞こえます(伸びた音を聴きます)。
その他にも伸びた次の音の音量や音質などを聴きながら調節することによってフレーズ感も生まれます。
よく聴きとりながら音作りができると良いですね✨
2022.10.8
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